子どもと家族への想い

昭和29年より戸田競艇場内において食堂を経営していた戸田市母子寡婦福祉会が、母子家庭が孤独で孤立した生活ではなく暮らせるよう、「みんなで力を合わせて」をスローガンに、そして公共性・継続性のあるものを後世に残すことを目的に、昭和57年4月「母子寮むつみ荘」(後に母子生活支援施設むつみ荘と改称)を開設いたしました。
私も昭和61年より、むつみ会職員として入職し、たくさんの親子と一緒に生活支援に携わってまいりましたが、むつみ荘を利用される母子家庭は、不安や心配事など様々な課題を抱えて入所に至ります。
施設として第一に「利用者が安心・安全な生活拠点」と思えることができるよう、職員はチームとして一体となって創意工夫のある支援をいたします。そして、利用者の意向を尊重した支援により、利用者個人の尊厳を保持と心身の健やかな育成に貢献し、地域に自立できるように、日々取り組んでまいります。
母子生活支援施設むつみ荘 統括施設長 永塚博之
利用案内
むつみ荘での生活
- 家族ごとに独立した居室で生活します。
- お母さんは、生計の中心となり、子育てをします。
- お子さんは、近隣の保育園・学校・学童へ通います。
- いろいろな行事を通じて、みなさんと楽しく過ごします。
- 町会・子ども会・母子寡婦福祉会との交流行事があります。
- 利用目的の達成を目指して、職員と一緒にとりくみます。
生活にかかる費用
- 賃貸住宅のような「家賃」は発生しません。
(収入によっては利用負担金がかかる場合があります) - 電気代・共益費・修繕積立等は、職員が集金します。
(家計管理希望の方は、預貯金をお預かりできます) - 水道代・ガス代・電話代等は、各自支払ってください。
- 町会・子ども会・母子寡婦福祉会には入会ください。
- 食費・生活用品・衣料品などは、各自で管理します。
利用契約まで
- 利用の可否は、福祉事務所で決定されます。
- 利用希望される方は、お住いの地域の福祉事務所でご相談ください。
- 利用契約期間は、利用目的に応じ、話し合いによって決定されます。
- 利用目的を早期に達成した場合は、早期退所が可能です。
支援の様子
★相談支援体制★
★親子交流★
さまざまな行事を通じて、お母さん・お子さんのコミュニケーションを図っています。
→ 年間スケジュールはこちら
★地域への貢献★
むつみ荘では、施設職員の専門性を地域の方に還元しようとしています(アウトリーチ)。
乳幼児・学童のお預かり
- 一時預かり保育室 たんぽぽルーム
- ショートステイ(子育て短期支援事業)
- トワイライトステイ(子育て短期支援事業)
他団体との協力
- 戸田市母子寡婦福祉会 事務局
- フードバンクとの食育サポート事業
- 実習生の受入れ(保育士・社会福祉士・公認心理師など)